先日14日、みずほ銀行が振込手数料を改定しました。
窓口振込は最大990円、ATM振込は最大880円と1,000円に迫る水準です。
三菱UFJ銀行や三井住友銀行と同等の手数料となり、
メガバンク3行が足並みを揃えた形となりました。
今後、都市銀行や地方銀行も同じような金額へと追随する可能性もあります。
さて、今回の手数料値上げの背景には、
オンライン取引への誘導と言った狙いがあると考えられます。
近年の銀行は支店の統廃合により店舗数が減少傾向です。
実店舗を減らすことで、
運営コストを削減する流れですが、窓口もこの対象です。
人手が必要となる業務を極力減らしたいというのが、
銀行業界の意向なのかもしれません。
手数料を値上げしていくことで、
窓口利用者を減らすことが狙いのひとつでしょう。
そして、窓口の新たな受け皿として、
ネットバンキングへの移行を促したい意図があると考えられます。
実際、今回のみずほ銀行の手数料改定では、
ネットバンキングでの手数料が引き下げられました。
金融機関のオンライン化が進む影響で、
銀行の形態も変わっていく段階に入ったと見られます。
さて、これまで窓口で対応していた人にとっては、
今後は厳しくなる状況になりました。
窓口業務手数料は今後も値上げが進む可能性もあり、
大口向けのサービスやローン相談などに
限定されていく可能性があります。
こうした金融機関の変化に私たちは適応していく必要があります。
その一つとして、
まずはネットバンキングなどのオンライン金融に慣れておくことです。
これまで様々な理由から、
避けていた人も多いと思われますが、
利用せざるを得ない時代がいずれは訪れるかもしれません。
なぜから、
金融機関のオンライン化は
日本だけではなく世界的に変化しているからです。
ですので、
今のうちに利用してみることや慣れておくことが大切です。
また、ネットバンキングを利用する際には、
「復旧の手順」は必ず把握しておきましょう。
よくあるトラブルとして、
顔認証や二段階認証を設定したスマートフォンを機種変更した際、
ログインできなくなるケースがあります。
ネットバンキングでは、
自身のログイン管理も重要になります。
オンラインバンキングを安全に利用するためにも、
事前の準備をしっかり行いましょう!
それではまた!
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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