こんにちは、
PPSの吉岩です。
近年、「FIRE(ファイヤー)」というライフスタイルが注目されています。
FIREとは、
「Financial Independence(経済的自立)」と
「Retire Early(早期退職)」の略で、
資産運用の運用益によって生涯の生活費を賄い、
労働に縛られない生活を送ることを目指します。
この経済的自立とは、
ビジネスの成功によるセミリタイアではなく、
投資の運用益で生活費を賄える仕組みを作ることです。
会社からの解放や自由な時間の確保といった
理想的なイメージが広がる一方、その実現には多くの課題があります。
まず、FIREを達成には、
「生涯生活できる投資の運用益」を確保する必要があります。
たとえば、
年間300万円の生活費が必要であれば、
FIREで用いられる「4%ルール」に基づき、
約7,500万円の資産が必要です。
しかし、安定して運用益を得続けることは決して簡単ではありません。
株価の暴落や経済不況が計画を大きく狂わせるリスクもあります。
そのため、投資の運用に集中する時間が必要であり、
自由な生き方とは裏腹に、予想以上に忙しい生活になる可能性もあります。
また、運用益が減少した場合、
精神的な負担が大きくなることも避けられません。
こうしたリスクを受け入れられなければ、
FIREは理想ではなく、負担となりかねません。
FIREは「投資に人生を委ねる生き方」と言え、
その自由を得るためには相応の覚悟が求められます。
自分にとって本当に理想のリタイア生活とは何かを見つめ直し、
FIREだけにとらわれず、自分自身に合った生き方を見つけることが、
理想の生活への鍵となるでしょう。
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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