こんにちは、
PPSの吉岩です。
円安が進み、
11月は再び150円台に突入しました。
この影響で、物価上昇の加速が懸念される状況です。
また、資産運用の面でも
円からドルに動かすタイミングが
難しい時期と言えます。
「今、円預金を外貨や
海外資産に移すのは損なのでは?」
と感じる方も多いでしょう。
たしかに、
今のタイミングで円高へと反転した場合、
移した外貨や海外資産の価値が目減りし、
結果的に損失を被るリスクがあります。
このため、「円高に戻るのを待つ」という選択肢も考えられます。
しかし、円安が長引けば、
円資産にも悪影響も受け続けます。
円安は物価上昇(インフレ)を引き起こし、
円の価値を目減りさせるためです。
この数年の円安は
世界情勢や日米金利差によるものであり、
円高に転じる明確な兆候は見られず、
待つだけでは資産の目減りを防ぐのは難しい状況です。
では、どうするべきでしょうか?
まず、自分の目的が
「守ること」か「増やすこと」かを
明確にすることが重要です。
・為替差で資産を増やしたい場合:円高を待つ方が有利かもしれません。
・資産を守ることを重視する場合:一部を外貨や海外資産に移すことも効果的です。
外貨や海外資産への移行は、
短期的な利益だけでなく、
長期的な分散投資の視点で考えることが大切です。
たとえば、
ドル建て預金や海外株式・債券を分散投資に活用することで、
インフレや為替変動による円資産の目減りを抑え、
資産全体の安定性を高めることが期待できます。
為替動向だけに頼らず、
経済動向やインフレ率を含めた多角的な視点が、
これからの時代の資産防衛には欠かせません。
長期的な視野を持ち、
柔軟な対応を心がけることで、
より安心な未来を築いていきましょう。
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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この記事は2024年11月22日配信のメールマガジンとなります。
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