こんにちは、
PPSの吉岩です。
先週のドル円は
約3カ月ぶりに156円台に到達しました。
本日は153円台のスタートですが、
10時に行われた植田総裁の講演を受けて、
154円台まで円安が進んでいます。
この講演では、
12月の政策金利の動向に注目が集まりました。
植田総裁がもし、
利上げについて言及した場合、
12月利上げの可能性が高まります。
また、前回7月の利上げでは、
市場の予想を覆す突然の発表となり、
為替だけでなく株価にも大きな混乱を招きました。
それまで金融緩和寄りだった日銀が、
突然利上げに転じたと市場から受け取られたためです。
よって、前回のような混乱を避けるため、
利上げをする場合は、
市場にある程度周知する
地ならしが行われると見られました。
しかし、
講演にて利上げの言及は
特にありませんでした。
日銀はこれまで通り、
経済と物価の見通しを見極めながら
金融緩和の度合いを調整する方針です。
このことから
12月利上げの可能性が下がったとも見られ、
ドル円は円安に反応しています。
また、アメリカでも
12月の金利据え置きが予想されており、
年内は現状維持で推移する可能性が高まっています。
こうなると、年末までの変化点は
米経済指標(雇用統計やインフレ率)や
トランプ氏の動向になります。
就任までの間にも、
トランプ氏が関税強化を
強く主張すれば円安要因となり、
ドル高を懸念する発言があれば
円高要因となる可能性があります。
為替や資産に関する影響も強いタイミングなので、
これからも随時情報をお伝えしていきます。
それではまた!
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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この記事は2024年11月18日配信のメールマガジンとなります。
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