こんにちは、
PPSの吉岩です。
米国の大統領選は、
トランプ氏の勝利となりました。
金融市場もこの結果に大きく反応し、
ドル円も153円台まで円安に推移しています。
このまま何事もなければ、
来年1月にトランプ政権が誕生する流れですが、
今回はその際の経済影響について予測をお伝えします。
まず、トランプ氏の掲げる政策は、
「アメリカファースト」とも呼ばれる内容が主軸です。
輸入関税の引き上げや減税によって、
自国の利益を優先とした政策が
行われることが予測されます。
これらの政策は景気を刺激する要素を持つため、
現在問題視されているインフレの再発、
または長期化が起こる可能性が考えられます。
これまでのシナリオであった
政策金利を下げる方向性が遅れ、
金利が高止まりするかもしれません。
そうなった場合、
日米金利差が開いたままとなるため、
為替はドル高円安に傾きやすいと言われています。
一方で、トランプ氏は
現在のドル高を問題視しています。
ドル高は米国の輸出力にも影響するため、
自国産業を盛り立てるのに相応しくないからです。
今後も、ドル高を懸念する発言や、
ドル安に誘導するために
利下げを主張する場面が出てくるかもしれません。
ここまでをまとめると、
トランプ氏は相反する主張を
持っていることがわかります。
国内景気を向上させつつもドル安に導く
非常に難しい方向を取ろうとしているのです。
現在の金融市場の動向では、
ドル高円安の見方が強まっていますが、
今後の発言などから状況も変わるため、注視が必要です。
また、これら政策によって、
日本に起こる影響は為替だけではありません。
実際に関税が引き上げられた場合、
日本の貿易面の悪化も懸念されます。
貿易収支の低迷や
経済成長の鈍化が指標に表れれば、
円高に振れる要因となる恐れもあります。
いずれにせよ、
トランプ政権の誕生が 来年の情勢を変化させる
きっかけとなるかもしれません。
これらの変化も、
引き続きお伝えしたいと思います。
それではまた!
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
====================================
この記事は2024年11月11日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。
最新の情報を受け取りたい方は、
下記URLからメールマガジンをご登録ください。
■メルマガバックナンバー
https://pps-life.co.jp/mailmaga/
■メールマガジン登録
https://pps-life.co.jp/mailmaga/form/
====================================