PPSメールマガジンvol.221「株高は投資家以外の人には関係ない?」 2024.10.25 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

8月に急落した日経平均株価は、
米国株の上昇や円安の影響を受け、
再び4万円台に戻りつつあります。

このような株価上昇は、
直接株を持たない人には関係ないと思われがちです。

しかし、実際には多くの人が
間接的に株式市場の変化に関わっています。

そのひとつが「年金」です。

私たちが支払う公的年金は、
GPIFと呼ばれる公的機関によって、
年金積立金の一部を株式や債券で運用しています。
※GPIF:年金積立金管理運用独立行政法人

GPIFの目的は、少子高齢化による
将来的な年金の財源不足を補うことです。

株価が上昇すれば、
運用成績のプラスになるため、
将来の年金財源の安定にもつながります。

また、生命保険会社や金融機関も、
預金や保険料の一部で資産運用を行っており、
株価の動向がこれらの機関にも影響を与えます。

このように株式市場の動向は、
投資をしていない人々にとっても
決して無関係ではありません。

株価の低迷が年金や保険の財源不足に直結し、
将来の暮らしに悪影響を与える可能性もあり得ます。

また、一般的に株高は
好景気の象徴とされていますが、
実際には景気の実感がないという声も多く聞かれます。

現在の日経平均の上昇は、
金融緩和や円安、他国の影響が強く出ています。

日本国内の経済成長が
直接反映されているわけではないので、
景気の実感を伴わないのです。

「日本株が回復し、日本経済も好調だ」
と結論づけるのは、まだ先の話と言えるでしょう。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2024年10月18日配信のメールマガジンとなります。
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