PPSメールマガジンvol.219「利下げが始まった米国景気の着地点」 2024.10.18 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

前回は、
政策金利の利下げ・利上げに関する
解説をお伝えしました。

前回記事:https://pps-life.co.jp/mailmaga217

今回は米国経済で
今後期待されることについてお伝えします。

現在、米国の政策金利は、
5.00%と高い数値です。

ここから0.25%〜0.50%を刻みに、
段階的な利下げが行われる流れになります。

こうした中で注目されるのが、
ソフトランディングの実現です。

ソフトランディングとは、
景気悪化を起こさずに、
緩やかにインフレと景気を減速させることです。

飛行機が緩やかに着陸する
軟着陸のイメージから例えられた
経済用語になります。

反対に、急激な景気悪化から、
経済に問題が生じた場合は、
ハードランディングと呼ばれています。

飛行機と同じく、
何事もなく着陸することが、
経済にも求められているのです。

もし、景気悪化により、
ハードランディングとなった場合は、
リセッション(景気後退)の可能性が高まります。

リセッションは、
想定よりも大きく景気が
後退してしまった状況です。

失業率や企業業績の悪化から
経済に大きなダメージが入り、
株価下落やドル安のリスクが生まれます。

リセッションが伝わると、
金融市場もリスク回避の動きが強くなり、
ドル資産やドルを別の資産に変えます。

この動きが更なる
株価の下落やドル安を生み出し、
歴史的暴落が起きる可能性を秘めています。

そのため、
米経済のソフトランディングは、
金融市場や資産においても
非常に重要な問題です。

現在、米経済の行方については、
ソフトランディングになるという意見が優勢です。

ただし、その実現にはまだ時間はかかり、
成功・失敗が明確になるのは、先の話言えるでしょう。

また、今回から始まった利下げの影響も
来年以降より徐々に見られると考えられます。

その間にも、経済の悪化が目立つ場合、
景気後退が強まったと判断され、
ドル円に影響する可能性もあります。

米国大統領選と共に
米景気のソフトランディングも
動向が変わる流れとなりそうです。

それではまた!

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

====================================
この記事は2024年10月11日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。

最新の情報を受け取りたい方は、
下記URLからメールマガジンをご登録ください。

■メルマガバックナンバー
https://pps-life.co.jp/mailmaga/
■メールマガジン登録
https://pps-life.co.jp/mailmaga/form/
====================================