PPSメールマガジンvol.216「石破新総裁で金融資産はどう変わる?」 2024.10.07 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

自民党新総裁に
石破氏が選ばれました。

発表後の為替は、
146円台から142円台と、
一気に急落しています。

日経平均も本日大きく下落し、
金融市場は大荒れの状況です。

総裁選出後の急変動については、
珍しいことではありませんが、
石破ショックと称される程の下落相場です。

今回は急落の背景や、
市場の動向について解説します。

まず、結論から言えば、
金融市場にとって、
石破氏選出は予想外の結果でした。

総裁選投票時のドル円は、
1回目投票の高市氏の優勢のほか、
麻生派支援の報道による期待感から、
円安に進んでいました。

高市氏の掲げる政策は
金融緩和寄りであり、
円安・株高に動く傾向とされています。

一方で、石破氏の政策は、
高市氏とは真逆の緊縮政策寄りの方向で、
円高・株安の傾向となります。

※緊縮政策:政府の支出を抑えて、財政を引き締める政策

そして、結果は石破氏の逆転勝利となり、
それまでの期待感への落胆や調整が起こり、
急な円高変動となったのです。

また、投資家目線からすれば、
高市氏が選ばれる方が
良かったという目線もあります。

緊縮政策は、
国の立て直しが軸となるため、
景気と経済成長に時間がかかります。

このため、株安や円高が強くなり、
現在の株高ムードが崩れる可能性があります。

そして、緊縮政策は、
課税強化も含まれており、
石破氏は金融所得の課税強化にも触れていました。

※金融所得課税:投資、株式、預金などの所得にかかる税金

この課税強化は、
一部の富裕層が対象と報じられてますが、
投資家目線で言えば、マイナスの情報です。

そのため、現在の日経平均暴落も
金融市場が石破新総裁に対する
評価を反映した結果かもしれません。

こうした動きもあるなかで、
10月は解散総選挙が示されており、
さらに11月には米大統領選挙が行われます。

そのため、年末までの期間は、
方向に急転換が起こる事も多くなるでしょう。

不安定な状況続きとなりますが、
目先の変化を受け入れつつ、
将来を見据えて資産を守る準備を進めましょう。

状況に変化があれば、
まとめて解説したいと思います。

それではまた!

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2024年9月30日配信のメールマガジンとなります。
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