こんにちは、
PPSの吉岩です。
先週は米FRBと日銀会合が行われ、
政策金利が発表されました。
米国は0.50%の利下げ、
日本は据え置きのままです。
<<現政策金利>>
米国:4.75%~5.00%
日本:0.25%
米国は今回から利下げ政策が始まり、
円安要因である日米金利差が縮まっています。
それにも関わらず、
ドル円は発表前の140円台から143円台と
やや円安に進みました。
本来であれば、
金利差が縮まると円高へ進みますが、
今回は逆の展開です。
その理由については、
日米共に、今後の金利変更について、
積極的ではない姿勢が表れていたためです。
米パウエル議長の会見では、
「適切であれば、利下げを早めたり
遅らせたり、一時停止したりする」
とした発言。
また、日銀植田総裁に関しても、
「政策判断にあたり、
確認する時間的余裕がある」
と発言があるなど、
様子見である事が伺えました。
そのため、市場関係者の間では
年内で急な調整の可能性が狭まった
という見方も広がりました。
その結果、
円の買い戻し等が進んだことから、
円安が進行した事が考えられます。
特に注目されていた
米の今後の利下げについても
緩やかになるとの予測が強まりました。
よって、
年内で米国は0.25%の利下げが数回、
日本は利上げがあるかどうか、
という流れになりそうです。
さらにいえば、米大統領選、
日本の総理交代なども控えていますので、
特別大きな理由がない限りは、
様子見となる展開も続きそうです。
今の為替がより円高に動くには、
まだ時間がかかることは必然ですが、
また変化があり次第、
お伝えしたいと思います。
それではまた!
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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