こんにちは。
PPSの吉岩です。
新札発行後の影響から、
タンス預金の保管について
考える人が増えています。
タンス預金は安全に管理できる方法ですが、
近年の日本経済の動向を考慮すると、
少し考え直す必要があるかもしれません。
今回は現金をタンス預金で保管するリスクや、
変わりゆく経済環境についてお伝えします。
まずは、
現金で保管するデメリットとして、
一番わかりやすいのは、
盗難や災害リスクです。
実際に被害に遭うことは早々ありませんが、
これらのリスクは保管した現金が
一瞬で失われる可能性があります。
また、保険の補償でも一定額までとなるため、
現金が全額戻ってくることはありません。
こうしたリスクを考えると、
現金を自宅で保管することは
必ずしも安全とは言えないのです。
また、キャッシュレス化の普及が
現金で持つメリットを減らしています。
キャッシュレス決済には、
ポイント還元など、
現金払いよりも便利さがあります。
政府もキャッシュレス化を推進しているため、
さらに普及が進む事が考えられます。
現金主義で通していた人も、
今後のために少しずつ
慣れておくことも必要かもしれません。
そして、日本経済の変化についてです。
日本は長い間デフレ環境にありました。
この時期は、
銀行に預けても利息がほとんどなく、
物価も低かったため、
現金を手元に置くことが有利とされていました。
しかし、近年の日本では、
デフレからインフレに進んでいます。
その影響から物価上昇が起こり、
以前よりも現金の価値は目減りしているのです。
この目減りとは、
同じ1万円でも買える物が減り、
1万円として価値が下がることを指します。
賃金と物価の好循環を進める日本は、
今後も持続的なインフレが進むことが予測され、
デフレ時代の価値に戻る可能性は
当面の間無いことが考えられます。
最後にまとめると、
現金を全く置かないのも現実的ではありませんが、
タンス預金に依存することにもリスクが高まります。
ただ、一つの場所だけで保管することは、
有事の際に全てを失う可能性があります。
そのため、タンス預金は計画的な金額に収め、
資産の預け先を分散させることも必要です。
資産の管理は時代に合わせて
考えていくことも大切なのです。
こうした分散投資の方法や、
預け先のメリットやリスクについても
今後詳しくお伝えしたいと思います。
それではまた!
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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