こんにちは、
PPSの吉岩です。
近年ドル円は歴史的な円安が続いています。
円安は、日本円の価値が他の通貨と比べて
下がっていることを表しますが…。
今の円はドルだけでなく、
他国通貨と比べても価値が下がっている事実があります。
今回はこちらをテーマにお伝えします。
まずはドル円の円安が進行した理由の一つは、
日米の金利差です。
アメリカがインフレ対策で
金利を引き上げているなか、
日本は金融緩和を継続したためです。
しかし、金利を引き上げたのは
アメリカだけではありません。
世界各国が政策金利を利上げしたなか、
日本だけがマイナス金利を維持しました。
そのため、
金利差はアメリカだけでなく、
世界中の国と差が開いています。
結果、日本円はほとんどの通貨で
円安となっているのです。
たとえば、主要通貨のユーロでは、
今年初めの158円台から172円台まで上昇し、
1999年のユーロ導入以来の高値を更新しました。
これは円がユーロに対しても
歴史的な円安を示しています。
さらに、豪ドルや人民元と言った
主要通貨以外でも円安は進行しており、
今の日本円は世界でも価値の低い通貨となっています。
では、この影響を最も大きく受けるのは誰でしょうか。
それは、「円資産だけ」を持ち続ける人たちです。
円安は物価上昇に直結し、
円資産の価値が目減りする影響があります。
円高の時代であれば、
物価は値上げより値下げ競争が強くなるため、
円だけで困ることはありません。
しかし、現在のような円安になれば、
物価上昇から資産が目減りする状態に変わります。
資産をひとつに集中させるということは、
こうした為替の変動リスクを受けやすくなります。
そして、
資産をそのリスクから抑えるには、
資産分散を行う必要があります。
資産分散にも様々な方法がありますが、
今回の場合は、円をドルなどの外貨に分ける方法です。
円とドルをバランスよく持つことで、
円の価値変動に対する変化を軽減できます。
たとえば、円安で円が弱くなっても、
ドルの価値は上がっているため、
資産の目減りをカバーできるのです。
外貨を持つ方法として、
国内銀行の外貨預金や海外口座などがあります。
しかし、外貨を使う機会がない人には、
面倒さや不便を感じるかもしれません。
ですが、将来を長く見据えれば、
円の変化も抑える役割となるため、
分散投資は資産を守る上で非常に重要なのです。
海外口座に興味がある方は、
是非、私までご相談ください。
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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この記事は2024年7月5日配信のメールマガジンとなります。
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