こんにちは、
PPSの吉岩です。
円の実力に関する記事が話題になっています。
その記事では、円の実質実効為替レートが
過去最低となったことが報じられています。
「実質実効為替レート」とは、
為替レートの比較にとどまらず、
各国との貿易額やインフレ率を考慮した指標です。
円で言えば、ドル円の比較だけでなく、
世界各国の通貨と比較した総合的な価値が示されます。
この指標の数値が
1970年代の1ドル=360円時代よりも下落したことで、
円の実力が過去最低だと指摘されています。
日本の長期金融緩和による影響のほか、
海外との金利や物価差や、
輸入頼りの国である点が背景とされています。
日本円はドルだけでなく、
世界の他の主要通貨と比較しても
実力が弱まっている状況となります。
そして、円の実力低下は
私の生活にも大きく影響を起こしています。
それは、物価上昇による生活負担の増加です。
世界各国から見ても円が弱い場合、
日本が材料や資源を輸入すれば、
多くの円を支払う必要があります。
それが物価に影響し、
生活や企業への大きな負担となっているのです。
円の実力が戻るには、
円安の根本となっている金利差や、
政策の転換が必要です。
そして、日本の経済成長が進み、
世界との競争力回復も課題でしょう。
とはいえ、経済の変化は何年かかるかは分かりません。
インフレが収まり世界との金利差が縮まった後も
物価がどこまで落ち着くかは不透明です。
円が弱いという現状は、
必然的に私たちの生活や将来に大きく影響します。
そのため、弱い円を海外資産に分散させる対策も必要です。
今は円を外貨に換えにくいタイミングと言えます。
しかし、どこかで取り組まなれけば、
円は弱まる一方で、資産は目減りしていくでしょう。
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
====================================
この記事は2024年6月24日配信のメールマガジンとなります。
当時の状況による内容であるため、現在の状況とは異なる場合がございます。
最新の情報を受け取りたい方は、
下記URLからメールマガジンをご登録ください。
■メルマガバックナンバー
https://pps-life.co.jp/mailmaga/
■メールマガジン登録
https://pps-life.co.jp/mailmaga/form/
====================================