PPSメールマガジンvol.189「円の実力は過去最低 の背景」 2024.07.01 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

円の実力に関する記事が話題になっています。

その記事では、円の実質実効為替レートが
過去最低となったことが報じられています。

「実質実効為替レート」とは、
為替レートの比較にとどまらず、
各国との貿易額やインフレ率を考慮した指標です。

円で言えば、ドル円の比較だけでなく、
世界各国の通貨と比較した総合的な価値が示されます。

この指標の数値が
1970年代の1ドル=360円時代よりも下落したことで、
円の実力が過去最低だと指摘されています。

日本の長期金融緩和による影響のほか、
海外との金利や物価差や、
輸入頼りの国である点が背景とされています。

日本円はドルだけでなく、
世界の他の主要通貨と比較しても
実力が弱まっている状況となります。

そして、円の実力低下は
私の生活にも大きく影響を起こしています。

それは、物価上昇による生活負担の増加です。

世界各国から見ても円が弱い場合、
日本が材料や資源を輸入すれば、
多くの円を支払う必要があります。

それが物価に影響し、
生活や企業への大きな負担となっているのです。

円の実力が戻るには、
円安の根本となっている金利差や、
政策の転換が必要です。

そして、日本の経済成長が進み、
世界との競争力回復も課題でしょう。

とはいえ、経済の変化は何年かかるかは分かりません。

インフレが収まり世界との金利差が縮まった後も
物価がどこまで落ち着くかは不透明です。

円が弱いという現状は、
必然的に私たちの生活や将来に大きく影響します。

そのため、弱い円を海外資産に分散させる対策も必要です。

今は円を外貨に換えにくいタイミングと言えます。

しかし、どこかで取り組まなれけば、
円は弱まる一方で、資産は目減りしていくでしょう。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2024年6月24日配信のメールマガジンとなります。
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