PPSメールマガジンvol.180「日本の利上げはいつ始まる?」 2024.05.27 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

日本の円安の主な要因は、
日本とアメリカの日米金利差によるものです。

政策金利の低い日本円から
金利の高いドルに資産が動く結果、
円安を招いているのです。

(参考)日米の政策金利
日本:0.10%
アメリカ:5.25% ~ 5.50%

この金利差が縮まれば、
今の円安も落ち着くことが見込まれますが、
両国共に厳しい状況となっています。

日本経済は大手企業は好調な一方で、
中小企業では円安の恩恵は薄いままです。

また、物価上昇が先行しながらも、
賃金に反映されない面もあり、
家計の状況も圧迫しています。

景気が回復しつつあると言われても
実感がない人がほとんどでしょう。

もし、この状況で日本が利上げを行った場合、
ローン返済額の増加で企業や国民に悪影響を及ぼし、
景気回復を阻害する可能性も高まります。

また、日本はこれまで大量に国債を発行し、
その半分以上は日銀が保有しています。

金利を上げれば国債自体の価格の下落や、
利払い額の増加が起こるため、
日銀の財務に影響するとも囁かれています。

一方、アメリカは
昨年末から利下げの話題は出ながらも、
経済は加熱し続けているため、
利下げに移れない状況です。

年内に1回の利下げが予測されていますが、
こちらも景気次第では、
来年度以降にずれる可能性もあります。

円安が収まるには
アメリカの利下げ展開が
最も現実的なシナリオですが、
そのシナリオも遅れている状況なのです。

このように今の円安は、
日米の経済状況による金利差で起きています。

現在の5%近い金利差も、
年内で縮まる可能性は限りなく低いです。

仮に日本が利上げ、
アメリカが利下げをしたとしても、
1回で0.25~0.5%程度となるため、
大きく縮めるには数回の変更が必要です。

そのため、この金利差の解消には、
まだ時間がかかるとしか言えません。

円安は想像以上に長く続き、
これまで何度も円高に動く機会もありました。

しかし、結局はこの金利差が解消しない限りは、
円安のトレンドは消えない構図となっています。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2024年5月20日配信のメールマガジンとなります。
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