PPSメールマガジンvol.109「YCC修正で住宅ローン金利はどうなる?」 2023.08.11 #メールマガジン

こんにちは、
PPSの吉岩です。

日銀が行った
YCC(イールドカーブ・コントロール)修正について、
「住宅ローンの金利も上がるのか」
という質問をいただきました。

今回はそのローン金利の
動きについてお伝えしたいと思います。

まずはYCC修正のおさらいですが、
長期金利(10年国債金利)の上限が
以下の変更が行われています。

・変動幅「0.50%程度」から「0.50%をめど」で運用
・上限を1.0%までに変更

これまで日銀は、
長期金利を0〜0.5%の幅で操作をしていましたが、
今後はそれを超えることを許容する形となります。

そして、
修正後の長期金利は0.6%台まで上昇しており、
一定程度を超えた状況となっています。

次にローンと長期金利の関係について、
住宅ローンは主に以下の3種類があります。

固定型:長期金利に基づく
変動型:短期金利に基づく
固定型(期間選択):一部期間を固定金利、他の期間を変動金利とする

今回のYCC修正では、
長期金利は変更されたものの、
短期金利は据え置きで-0.10%の維持が続いています。

そのため、短期金利と連動する
変動金利には大きな影響を与えません。

さらに、
既に固定金利を選択している場合も、
契約時から金利が固定されるため、
影響は少ないでしょう。

つまり、この修正で大きな影響を受けるのは、
これから新規で固定金利ローンを
組もうと考えている人です。

長期金利がどのような水準に
落ち着くかはまだ不明ですが、
上昇に連動して固定金利も上がります。

もし、
現在の0.5%を超えたまま続いた場合、
9月以降からの固定金利に
影響が起きると考えられます。

このように長期ローンを検討している方は、
金融政策の調整から影響があることを
理解しておく必要があります。

変動金利は今のところ影響がなく、
現在の住宅ローンはほとんどの人が
変動金利を選択しているという報告もあります。

しかし、将来的に日本の短期金利に
メスが入れば状況もまた変わります。

「今はこのローンがお得です」と勧められ、
変動や固定ローンを選んだ人もいるかもしれません。

「なぜお得だったのか」
「金融政策の変化により返済額がどう変わるか」
などを把握しておくことが、
堅実にローンを運用することにも繋がるのです。

PPS.Llc代表 吉岩勇紀

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この記事は2023年8月3日配信のメールマガジンとなります。
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