こんにちは、
PPSの吉岩です。
先週まで円高傾向が続いていたドル円は、
YCC(イールドカーブコントロール)修正に
関する動向で141円台に戻りました。
日銀植田総裁による
「安定的なインフレ達成には
まだ距離がある」との発言や、
「今月の金融政策決定会合での
金融政策修正の可能性は低い」という
観測報道が金融市場に拡がったことが要因です。
現在のドル円は、
観測的な要素により
動きやすい傾向があると言えます。
こうなると、6月末の頃のように、
円安基調で為替介入に注意が
必要となる可能性も考えられます。
そして今週は世界各国の
金融政策決定会合が予定される
「中銀ウィーク」です。
日本の日銀会合だけでなく、
米FOMCや欧州ECBでも
金融政策会合が開催されます。
そのため、今週から来週初めは
為替市場が活発に動く見通しです。
米も欧州も利上げが
濃厚と予測されていますが、
今回のアメリカの利上げが継続されるかが
ドル円レートの注目点となります。
利上げが一時的に
停止されるとの発表があれば、
円安の動きも一旦収束するかもしれません。
円安は日本経済には
プラスになりやすいですが、
一方で物価高というの影響もあるため、
極端な円安は避けて欲しいという懸念もあります。
現在の政権が騒がせている
「サラリーマン増税」という話題もあり、
今後の日本ではあらゆる物に
増税が及ぶ可能性が高いでしょう。
そこに円安が加われば、
これまで以上に生活が
圧迫される状況になります。
このドル円レートの動向が、
今の生活に直接的な
影響を及ぼすかは言えませんが、
日本と海外の経済状況を把握することは、
資産を守る上で重要です。
世界経済の動向が
私たちの資産にどのような影響を与えるか、
注意深く見守る必要があります。
引き続き情報を配信していきますので、
皆様の資産形成や運用の判断に
お役立ていただければ幸いです。
それでは、良い週となりますように。
PPS.Llc代表 吉岩勇紀
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この記事は2023年7月24日配信のメールマガジンとなります。
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