2月のドル円は、155円台で始まり、
一時152円台まで円高に振れた後、
月末は156円台で終えました。
大きな方向転換があったわけではありません。
ただ、相場の見方が何度か修正された月でした。
今回は、その流れを整理します。
▼ 上旬:選挙を材料に円安が進む
衆議院選挙を巡る報道を受け、
ドル円は一時157円台へ。
当初は、
・高市政権=積極財政
・財政拡張=国債増発懸念
・結果として円売りが進みやすい
という見方が広がりました。
選挙そのものよりも、
その後の政策運営への思惑が円安方向に作用した様です。
その後、材料の出尽くしや指標結果を受けて154円台へ戻します。
円が急に強くなったわけではなく、
円売りがやや行き過ぎていた分の調整でした。
▼ 中旬:修正されたのは「評価」
ドル円は一時152円台へ。
ここで市場の見方が変わります。
選挙前は財政への不安が意識されていましたが、
圧勝という結果を受け、
・政権基盤は安定する
・極端な政策運営リスクは低いのではないか
という見方が広がりました。
円が急に評価されたというより、
円を売る「前提」が少し弱まった動きです。
為替は出来事そのものよりも、
その出来事をどう評価するかで動きます。
今回は、上旬までの評価が修正される展開でした。
▼ 下旬:材料ごとに揺れ動く
下旬は一時154円台へ下げた後、
再び156円台へ。
金融政策に関する発言や報道を受け、
追加利上げが進みにくいとの見方が広がると、
円買いの勢いは弱まりました。
材料ごとに見方が揺れ動いた展開です。
▼ まとめ
2月は、市場の前提が何度か修正された月でした。
通貨は、事実だけで動くものではありません。
その背景にある見方が変わることで動きます。
その見方の変化に、
私たちの資産は常にさらされており、
そのことを改めて示した月と言えます。
それではまた。
PPS.Llc代表 吉岩 勇紀
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