PPSメールマガジンvol.344「円高に動いた背景にある「レートチェック」とは」 2026.02.02 #メールマガジン

ドル円は先週末、
159円台から155円台と円高に動きました。

本日26日早朝の段階でも
154円台となっています。

今回、円高に大きく動いた背景として、
「レートチェック実施」の報道が
市場で意識されたことが挙げられます。

このレートチェックとは、
為替介入の前段階として行われる行為です。

財務省や中央銀行などの金融当局が、
民間銀行に現在の為替レート水準について
聞き取りを行います。

レートチェック報道が市場に伝わると、
「政府が変動を本格的に抑えようとしている」
「いつでも介入できる準備がある」
など、参加者は敏感に反応します。

その結果、今回の件では、
「これ以上円を売るのは危ない」
と警戒感が高まり、円高方向へ一気に動きました。

また、今回のレートチェックは、
「米国側による実施」が報じられた点が、
市場を大きく騒がせました。

この数年の為替介入は
これまでは日本当局が単独で主導し、
米国は直接関与しない姿勢を取ってきました。

ところが、今回は日本だけでなく、
米国側のレートチェックが報道されています。

米国はこれまで急激な円安にも
おおむね容認的でしたが、
今回の参戦で介入を許容する構えを
示したと市場から受け止められました。

つまり、これまで日本だけだったのが、
今後は日米が協調して円安是正に動く
可能性があるとの見方が広がっているのです。

ドル円の円安にも
歯止めがかかるかもしれませんが、
経済全体の動きから円高傾向に
シフトしたわけではありません。

日米連携による介入圧力が、
どこまで続いていくかという点と、
再び160円台への円安チャレンジが
始まるかが今後の焦点となるでしょう。

最後にまとめると、
レートチェックは当局から
市場への警告メッセージのようなものです。

今週も引き続き注視が必要ですが、
月末までの変化につきましては、
また来週に1月のまとめとして、
お伝えしたいと思います。

それではまた。

PPS.Llc代表 吉岩 勇紀

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この記事は2025年1月26日配信のメールマガジンとなります。
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