PPSメールマガジンvol.345「正解を決めなくても、考え続けられる」 2026.02.06 #メールマガジン

前回は、動けない時間そのものが
必ずしも無駄ではない、という話をしました。

今日はそこから一歩進めて、
なぜ私たちは「正解」を決めようとしすぎてしまうのか。

そして、
正解を決めなくても考え続ける、
という向き合い方について
考えてみたいと思います。

▼ 正解を知りたくなるのは、ごく自然な反応

お金や資産の話に限らず、
私たちは何かを判断するとき、
「間違いのない答え」を求めたくなります。

「これを選べば大丈夫」
「今はこうすべき」
「この方法が一番安全」

仲間や専門家から、
そう言い切ってもらえれば、
気持ちはかなり楽になります。

特に、先行きが見えにくいときほど、
正解を示してくれる言葉には
強く惹かれるものです。

この感覚自体は、
決して不自然なものではありません。

▼ 資産の話に「決めきれる正解」はない

しかし、資産やお金の話においては、
最初から一つの正解を
決めきることはできません。

理由はシンプルで、
・環境は常に変わる
・人それぞれ状況が違う
・時間軸や目的も異なる
からです。

結果としてうまくいった選択も、
振り返ってみれば
「その時点では合っていた」
「環境がうまく噛み合った」
という話に過ぎません。

あらかじめ
「これが唯一の正解だ」と
わかっていたわけではないのです。

▼ 正解を探そうとするほど、選べなくなる

皮肉なことに、
人は正解を強く求めるほど、
選べなくなっていきます。

情報を集めるほど、
選択肢は増え、判断も重くなるからです。

「もっと良い方法があるのでは」
「今決めるのは早いのでは」

そう考え始めると、
どの選択も決めきれなくなってしまいます。

これは優柔不断ではなく、
間違えたくないという気持ちが
強く働いている状態とも言えます。

▼ 正解を当てるより、失敗しづらくする

ここで、少し見方を変えてみます。

大切なのは、
正解を当てることよりも、
大きく失敗しにくい形をつくることかもしれません。

ここで言う失敗とは、
環境の変化や判断のミスによって、
資産を大きく減らしてしまうことです。

・運用を一つに偏らせない
・少しずつ試してみる
・後から調整できる余地を残す

これらは資産を増やす
「正解」には程遠いかもしれません。

しかし、資産を長い目で守ることや
長く運用を続けるためには、
これらの視点は重要です。

周りの声や流れで決めるのではなく、
自身の考えで正解を見つけるためには、
考えていくことが必要なのです。

▼ 今日の整理|正解を探さなくても、進める

今日は、
「正解を決めなくても、考え続けられる」
という視点から整理しました。

資産運用において、
正解だけを見つけようとすると、
判断そのものが重くなり、
結果として何も選べなくなることがあります。

一方で、
完璧な正解を急がず...。

・「現金は安全」
 「増やすことが正解」といった、
  当たり前だと思っていた前提を見直す

・すべてを一つに決めようとせず、
 役割ごとに選択肢を分けて考える

・いきなり結論を出すのではなく、
 小さな判断から少しずつ進めてみる

といった形で考え続けることで、
資産との向き合い方は、少しずつ整っていきます。

考えながら進むことで、
自分にとって納得できる正解が
見えてくるかもしれません。

次回は、
ここまで整理してきた考え方を踏まえて、
2026年、資産とどう付き合っていくか

という視点から、
全体をまとめてみたいと思います。

それではまた。

PPS.Llc代表 吉岩 勇紀

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この記事は2025年1月30日配信のメールマガジンとなります。
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