「外貨を持ってます」「分散してます」──
でも、それで本当に資産は守れているでしょうか?
円だけに頼らず“通貨を分散する”こと。
そして“資産の種類も分散する”こと。
この二つをかけ合わせた「二重の分散」が、
いま改めて注目されています。
でもそれって、
なぜ資産を守ることになるのでしょうか?
その答えは──
資産というものは常に価値が変動するからです。
株式などの価格はわかりやすく動きますが、
実は“円やドル”などの現金も、価値が変わる資産のひとつです。
物価が上がれば、同じ1万円で買えるモノは減り、
結果的に「お金の実質価値」が目減りしてしまうのです。
このリスクに備える手段のひとつが
「外貨を持つこと」。
たとえば、資産の一部をドルで保有していれば、
円安時にドルの価値が上昇し、
円ベースでの資産価値を補ってくれる。
そんな“為替ヘッジ”の役割を果たしてくれます。
外貨は、ただの投資対象ではなく、
インフレや円安から資産を守る盾にもなるのです。
***
とはいえ、
「ただ闇雲を外貨に分散すること」が、
正しいわけではありません。
なぜなら、資産にはそれぞれ
異なる役割とリスクがあるからです。
・預金:安全だが、利息がつきにくい
・株式:成長が見込めるが、値動きが大きい
・債券:安定しているが、金利環境に左右されやすい
・保険や不動産:流動性や管理の手間が必要な場合も
「預金だけ」「株だけ」に偏れば、
ひとつの変化で大きく資産を損なうリスクがあります。
それがリスクの高い資産であれば尚更です。
だからこそ、
「異なる動きをする資産を組み合わせる」
これが「資産の分散」です。
たとえば、以下のような組み合わせです。
・ドル建ての投資信託
・米国株式への投資
・ユーロ建ての定期預金
・金などの実物資産
「円+ドル」「預金+株式」のように、
通貨と資産タイプを掛け合わせて分散することで、
相場変動や経済リスクへの耐性が大きく高まります。
さらに、資産を日本国内に留めず、
海外にも分けて保有することで、
地政学的リスクへの備えにもつながります。
こうしたことが「二重の分散」の考え方です。
***
「分散」と聞くと、多くの方は
“どこかに投資すればOK”と考えがちですが、
本当に大切なのは“掛け算”の発想です。
通貨も、資産も一方向に偏らず、
複数の選択肢を組み合わせること。
それは決して難しいことではありません。
少額からでも始められる“守るための第一歩”です。
将来の安心は、いまの行動からはじまります。
それではまた。
PPS.Llc代表 吉岩 勇紀
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