PPSメールマガジンvol.291「資産を守るとは? – “攻める運用”とのバランス感覚」 2025.07.14 #メールマガジン

資産形成というと「増やすこと」に目が向きがちですが、
もう一つ大切な視点があります。

それが、「資産を守る」という考え方です。

「守る」と聞くと、
「リスクを取らずにそのままにしておく」ことを
思い浮かべる方もいるかもしれません。

しかし、本当に大切なのは、
“何もしない”ことではなく、“意識的に守る”という姿勢です。

今日はその本質を整理してみたいと思います。

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① 資産形成における「守り」とは

資産を守ることは、
“元本を減らさないこと”だと考える方も多いでしょう。

確かにそれも一つの側面です。

しかし、インフレによってお金の価値が目減りすること。

円安によって海外の物価が
相対的に上がることも、「見えない損失」です。

たとえば、100万円を銀行に預けておいても、
物価が5%上がれば、
実質的な価値は95万円相当まで目減りしてしまいます。

つまり、「リスクを取らない=安全」というわけではなく、
「何もしない」ことが、リスクになり得る時代でもあるのです。

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②「守っているつもり」の落とし穴

たとえば、「すべて円預金で保有している」ケース。

一見すると堅実なように見えますが、
現在のような低金利・円安の環境下では、
資産の価値は徐々に目減りしています。

預金残高は変わらなくても、実際に使える価値が減っている。

これも一つの“損失”です。

また、保険商品も「守り」のイメージがあります。

しかし、途中解約のペナルティや、
契約時の前提が今の経済状況に合わないことも。

“安心感”に頼りきるあまり、
“守っているつもり”が、逆に資産を減らす原因になってしまうこともあるのです。

***

③ 守りと攻めはセットで考える

資産形成において、
守ることと攻めることはどちらか一方では成り立ちません。

重要なのは“バランス”です。

たとえば、現金だけではなく、外貨預金や投資・債券も組入れ、
リスクと安定を組み合わせた“ハイブリッド構成”を意識すること。

「少しずつ分けておく」

「動きにくい部分と、
 柔軟に動かせる部分を分けておく」

こうした設計は、守りながら増やすための鍵となります。

また、時間とともに状況も変わるため、
年に1回など定期的に資産配分を見直すことも大切な“守りの行動”です。

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④ まとめ

「守る」とは、
ただ動かさずに置いておくことではありません。

環境が変われば、守り方も変わる。

だからこそ、自分の資産の構成を
「今の自分に合っているか」と問い直すことが重要なのです。

意識的な守りは、結果として“増やす余地”を
確保することにもつながります。

攻めすぎず、守りすぎず。

そのバランスを見直していくことで、
資産はより安定し、成長していくはずです。

それではまた。

PPS.Llc代表 吉岩 勇紀

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この記事は2025年7月7日配信のメールマガジンとなります。
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